「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
アルファベットの「T字路」の間違いじゃなく、丁字路も正しい日本語。
日本テレビのバラエティ番組「ヒルナンデス!」の11月4日放送で、ロケ中に道を教えてくれた年配男性から「丁(てい)字路」という言葉が飛び出したことに、ロケメンバー一同で笑う一幕がありました。これに対しネットでは「丁字路は正しい日本語なのに『T(ティー)字路』の誤った表現だとして笑いの対象にしている」と、視聴者から「丁字路であってるよ」「おじいさんが気の毒だ」と批判が相次ぎました。
番組のロケは陣内智則さんや川村エミコさんなど4人が、群馬・高崎のローカル駅からあるパン屋を探し求めて歩くもの。途中で自動車整備会社の年配男性に遭遇して道を尋ねたところ、男性が「左に曲がって道なりにずっとまっすぐ行くと、『丁字路』になるんですよ」と、一般的な「T字路」のことを「丁字路」と表現して説明します。
陣内さんが「丁字路ですか?」と聞き返すと、男性は「丁字路」と断言。川村さんなどほかのロケメンバーは「丁?」「丁ね」と楽しげに繰り返します。その後男性の親戚と記念撮影するなど和やかな雰囲気で別れた後、実際に道で丁字路に差し掛かるあたりで4人は「信号左曲がって『丁字路ね』」「もう丁字路」「“T(ティー)”字路だ」「(じゃなくて)“丁”字路」と連呼。最後に川村さんが「丁字路にもってかれて(道案内を)ちゃんと聞いてませんでしたね」というと、一同噴き出して丁字路のくだりを終えます。
ネットで指摘の通り、「丁字路」は明治時代から使われている正式な言葉。漢字の丁字型に交わった道路、つまりT字路と同じ形の道路を指して広く使われていました。しかしアルファベットの普及に伴い「丁」と「T」が形・音も似ていることから、「T」を使う人が増えるように。今でも道路交通法第一章には「交差点 十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合に……」と、丁字路が用いられています。
番組では、男性や出演者が「丁字路」と発するたびにテロップで「丁字路」を目立たせたり、「丁字路にもってかれた」と笑ったりと、まるで男性が間違った日本語を使ったかのような編集に。
Twitterでは「編集した人も含め全員免許持ってないの? 持ってないにしても誰一人として丁字路が正しいって知らないの?」「丁字路って呼び方がなんでバカにされる必要があるんや」「今回の『丁字路』を笑いにした件は明らかなミス」と、正しい日本語遣いが笑われている番組作りに批判の声が多くあがりました。
なおネットでは「丁字路の方が日本語として正しい」という意見も続出していましたが、現代において「T」と「丁」どちらを使っても問題はありません。国土交通省の警戒標識には「T形道路交差点あり」という標識があるほか、NHKも公式サイトで「『ティー字路』という読みはおかしいか」という質問に対し、「伝統的には『丁字路(テイジロ)』ですが、現在では一般に『T字路(ティージロ)』もよく使われています。放送では、おおむねどちらを使っても問題ありません」と回答しています。
(黒木貴啓)
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